目次事例集超音波警報機(2)


超音波警報機 (2) 製作過程


送受信部の製作


送受信ソナーを取り付けるために2mm厚のアクリル板を使用しました。

ソナーを固定する方法としてユニバーサルプリント基板を利用しました。ソナーのリード線の位置に合わせて基板を切り取り、アクリル板を挟んで裏面から半田付けをして固定しました。

向かって右が送信用ソナー、左が受信用ソナーです。形が同じなので取り付けるとき間違えないように注意する必要があります。
今回はサマーグリーン色のアクリル板を使用しました。ケースの色が黒なので、色が目立ちません。そこで、ケースとアクリル板の間に白い紙を挟み、緑色が目立つようにしました。

ケースにはアルミ製のものを使用しました。四角い穴は糸のこを使用して大まかな穴をあけ、部品の寸法に合わせてヤスリで慎重に削り、目的の大きさにします。
今回使用したTAKACHI社製のYM-100は買った当初はケースの表面に薄いビニールが貼られています。穴開け加工などの際にケースに傷が付かないようにするためです。ビニールは全ての穴開けが終わったあとに剥がします。
部品を取り付け、配線をして完成です。
ソナーの配線には少し太めの線材を使用しました。大きな電流が流れるわけではないのですが、線の抵抗値を少しでも小さくしたほうがよいのではないかと考えました。細い線材でも問題はありません。

検出部の製作

ケースの穴を開ける位置を決めるために、背面パネルを紙にプリントし、ケースに貼り付けました。このようにすると穴を開ける位置を正確に合わせることができます。

大きめの穴はリーマを使用して開けました。部品の取付寸法に近づいたら、こまめに部品をあてがって穴の大きさを確認します。
部品を取り付け、配線をして完成です。
出力端子の部分は狭いので先に端子板のほうに配線をしておき、そのあとで、プリント基板への配線を行います。端子カバーを付けましたが、無くても問題はありません。送受信部への接続とかLEDの配線にように細い線材の端子カバーには熱で収縮するヒシチューブを被せました。熱で収縮させる必要はありません。