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インデックス(1)
パターン図作成のテクニック (4)
パターンチェック
回路図を描いてパターンを作成したあと、パターンの正常性をチェックする必要があります。これはパターン図の正常性をチェックするというよりは回路図の正常性をチェックするために必要です。回路図が正常に描かれていれば、パターン図だけが違うということは基本的にはありません。ただし、複雑なパターンの場合、パターンが通らない、すなわち、他のパターンが邪魔して端子間の配線ができないということはあります。
問題は回路図で線が接続されているように見えても実際には接続されていないというケースがあるということです。それを見つけるのには回路図だけを見ていても分かりません。パターン図で各端子間の配線が正常に接続されているかを確認する必要があります。簡単なパターンであればすぐに分かりますが、複雑なパターンの場合には非常に大変な作業になります。
そのような場合、1本のパターンを明るく表示してチェックを容易にする方法があります。
1本のパターンを浮き出させるためにはShowアイコンを使います。
Showアイコンをクリックしたあと、接続を確認したい部品の端子をクリックすると選択された端子に接続されている全てのパターンが明るく浮き出されます。パターンの選択はCancelボタン
を押すまで繰り返し選択することができます。
以下の図は超音波距離測定器の接地線のパターンを選択した状態です。
パターンおよび端子が明るく表示され、接続状態を容易にチェックすることができます。
もし、接続されていない端子があった場合には回路図をチェックする必要があります。
明るい表示状態はCancelボタン
を押しただけでは元の状態には戻りません。
Redrawボタンを押すか、ウインドウを他の画面に切り替えれば元の状態に戻すことができます。