目次EAGLEインデックス(1)


ライブラリ作成のテクニック (5)
名称が違う部品の設定

回路図で使うシンボルもボード図で使用するパッケージも同じだけど部品名称が違う部品があります。例えば定電圧レギュレータなどです。定電圧レギュレータには電圧の種類の違いによりいくつかの部品があります。78シリーズの場合には7805、7806・・・など電圧の違いにより名称が違います。でも、回路図で使用するシンボルやボード図で使用するパッケージデータは同じです。このような部品の登録には"Technologies"を使います。この機能は1つのデバイスデータで部品名称を変更したい場合に使います。以下、78シリーズの定電圧レギュレータの場合で説明します。



シンボルデータとパッケージデータの準備
シンボルデータおよびパッケージデータは1種類づつ使います。

(78XX.sym)

(TO220H.pac)




デバイスデータの作成

Deviceアイコンを押して、新規のデバイスを登録します。
"Technologies"を使う場合、変化する名称の場所に"*"を使います。
今回は"78*"にしました。







Addボタンを押してシンボルデータを登録し、Newボタンを押してパッケージデータを登録します。
この状態ではTechnologiesには"78"とだけ表示されています。

上の図ではPrefixに"IC"と登録しています。

Technologiesの青い文字をクリックするとTechnologiesの登録ダイアログが表示されます。

"*"に入れる文字を入れます。

OKを押すと登録されます。

先頭のチェックは外します。

再度、OKボタンを押すとデータが登録されます。
Technologiesの欄には登録したデータが"*"の位置に追加されて表示されます。




回路図を作成するときに"ADD"ボタンを押して表示される部品選択ダイアロでは以下のように表示されます。