
PIC16F84A

送信機から送られる制御コードを解析し、正常なコードを受信した場合にはリレーを制御します。

低雑音オペアンプ ( LM358 )

高周波を検波した信号の電圧はPICの入力には十分ではありません。このアンプを使用して増幅することによりPICの入力電圧を発生させます。動作は電圧比較器(コンパレータ)と同様で、プラス端子の入力電圧がマイナス端子の電圧を越えると出力がオープン状態になります。実装スペースの関係で8ピンタイプのオペアンプを使用しました。

高周波増幅用FET ( 2SK439 )

送信機からの電波を増幅するために使用しています。

リレー駆動用トランジスタ ( 2SC1815 )

PICの出力でリレーを駆動するために使用しています。

3端子レギュレータ ( 78L05 )

+12VからPICの電源(+5V)を作るために3端子レギュレータを使用しました。
100mAタイプです。

ICソケット

PIC16F84Aに使用する18ピン用のICソケットには丸ピンタイプを使用しましたが、ピンを挟むタイプを使うこともできます。
LM358にはピンを挟むタイプを使用しています。

レゾネータ

PICのクロックを作るための発振素子です。セラミックの発振子とコンデンサが内部で組み合わされています。
発振周波数は4MHzにしています。PIC16F84Aは最大20MHzのクロックで動作させることができますが、今回の回路では高速な動作はさせていません。

高周波トランス

送信機の周波数に同調させ、送信機の電波だけを受信するために使用しています。今回使用したのは外寸が7mmで約80MHz用の7S80というタイプを使用しました。
コイルを自作する場合には以下の巻数になります。
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同調側のコイルは6巻でセンタータップを付けます。
出力側のコイルは2巻です。
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検波用ダイオード ( 1N60 )

約80MHzの高周波を直接整流するので、高周波用のダイオードを使用します。
今回はゲルマニュームダイオードを使用しました。

ツェナーダイオード ( RD5A )

LM358の出力はこのダイオードを使わないと0V-12Vの変動幅になります。
PICのI/Oポートの最大電圧は5Vなので、PICに加わる電圧が5Vになるようにこのダイオードで電圧の制御をしています。

出力リレー ( G5V-1 )

OMRON社製の小型リレーです。
正常な制御コードを検出した場合、外部回路を制御するために小型のリレーを使用しました。
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駆動電圧 | DC 12V |
接点数 | 1 |
接点容量 | 30VDC | 1.0A |
125VAC | 0.5A |
80VDC | 0.3A |
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発光ダイオード

今回の装置では2つの制御コードを使用して、2種類の出力を出すようにしています。
どちらの回路が動作したかを確認するために色の違う発光ダイオードを使用しました。
回路1に赤色、回路2に緑色を使用しました。高輝度タイプを使用しました。

トランジスタ保護用ダイオード ( 1S1588 )

リレーが切れるときの発生する逆起電力でトランジスタが壊れないようにするためのダイオードです。

抵抗器

1/8WでOKです。

セラミックコンデンサ

同調回路には高周波特性の良いセラミックコンデンサを使用しています。

積層セラミックコンデンサ

不要な高周波が回路動作に悪影響を防ぐためにこのコンデンサでバイパスさせます。
10000pFと比較的容量が大きいですが、小型です。

プリント基板

15×25ホールのユニバーサルプリント基板を使用しました。

アース板

高周波を扱う回路なので、接地をより確かにするためにプリント基板の下に厚さ0.5mmの真鍮板を付けました。

配線端子

アンテナ、電源および出力線を接続するための端子として使用しています。

スタッド

プリント基板をケースに固定するために使用しました。

アンテナ端子

外部のアンテナを接続するための端子です。

出力端子

制御コードに対応するリレーの出力を外部に出すための端子です。

ACアダプタ

AC100VをDC12Vに変換するための電源アダプタです。
出力は300mAです。

電源コネクタ

電源を装置に接続するためのコネクタです。

ケース

今回の受信機はアクリルを折り曲げて作ったケースに入れました。

背面パネル
背面に名称などを書いたパネルを付けました。OHPシートにカラー印刷したものです。文字が見えるように白い紙を挿みました。


足

ケースを置いたときケースに傷が付かないようにするための足です。

端子カバー

配線の接続部分を保護するカバーです。
内部の回路なので、触ることはないのですが、見栄えが良いので使いました。
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