目次電子回路工作素材集温度調整器


温度調整器 部品説明



サーミスタ(D−53)

これは今回使用したサーミスタです。NEC製のD−53でディスク型をしています。
サーミスタ本体から絶縁していないリード線が直に出ているので、グラスファイバーチューブなど高温に耐えられる絶縁材で絶縁する必要があります。
サーミスタの大きさはディスクの直径が7mm、厚さが2mmです。




トランジスタ(2SC1815)

サーミスタ電圧変換回路およびリレー駆動回路で使用しています。
サーミスタ電圧変換回路の場合、hFEが重要な要素になります。hFEのクラスはYタイプを使用しました。





電圧比較器(LM319)


電圧比較器(コンパレータ)としてLM319を使用しました。他のものでもOKです。
比較電圧にヒステリシス特性の持っているコンパレータの方が良いかもしれません。
抵抗器でヒステリシス特性を持たせる方法は「折り曲げ加工装置 温度制御器 回路説明」を参照して下さい。






抵抗器

今回の回路で使用している抵抗器は全て1/8Wのものを使用しています。




温度設定用可変抵抗器


温度を設定するための可変抵抗器です。10kΩのものを使いましたが、他の値のものでもOKです。抵抗値の変化カーブはBタイプを使用します。




バイパスコンデンサ


電圧変換部、コンパレータの入力に入ってくる交流信号をアースに流すためのコンデンサです。今回の回路では交流信号は装置の誤動作になる不要な信号です。
コンデンサには積層セラミック・コンデンサを使用しました。




リレー


オムロン社製のG2VN-237Pを使用しました。他のものでもOKです。
大きなパワーリレーを使用する場合には、まず、リレー駆動回路で今回使用しているような小型のリレーを駆動し、その接点でパワーリレーを制御する方が安全です。




過電圧保護ダイオード


リレーはコイルを使用していますので、リレーをOFF状態にした場合、高い電圧が発生することがあります。この電圧でトランジスタが壊れないようにダイオードにより保護します。今回の場合、電源電圧は高くないので、このダイオードを付けなくてもトランジスタが壊れることはありません。安全のために付けました。




シールド線


サーミスタと温度調整器の間をケーブルで結ぶ際にはシールド線を使用した方が無難です。距離があまり長くない場合には「より線」でもOKです。
今回は2芯のシールド線を使用しました。




プリント基板




15ホール x 25ホールのものを使用しました。

ユニバーサル基板





配線端子



入力および出力のケーブルを接続するための端子です。この形状である必要はありません。またはプリント板に直に線をつなぐのであれば必要はありません。




金属スタッド



プリント基板をケースに取り付けるために使用しています。金属でなくてもOKです。
3mmネジで高さ5mmのものを使用しました。