目次
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ケースの製作
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折り曲げ装置-2
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温度計
折り曲げ加工装置−2
温度計電源 性能評価
LEDを使用した安定化電源の負荷による性能評価をしてみました。今回使用する温度計は1.5Vの電源で150μAの電流なのでその前後の負荷による電圧の変動を測定しました。
負荷抵抗は1KΩから15KΩの間を1KΩステップで変化させています。
負荷抵抗10KΩ(電流150μA)付近では電圧が安定していることが分かります。負荷抵抗を小さくすると電圧が降下しています。LEDの電圧が約1.7Vであるため、1.5Vの電圧にするために抵抗器で電圧を下げています。そのため負荷電流が増えると電圧降下用の抵抗器での電圧が大きくなり、負荷電圧が低下することになります。LEDの両端の電圧はこの測定範囲ではほとんど変化していません。
純粋に計算上での電圧、電流の変化をグラフにすると以下のようになります。
抵抗器(R2)の値を小さくすれば、電圧の低下を少なくすることができます。しかし、当然R3も小さくしなければならないため、負荷の有無に関係なく多くの電流が安定化回路内部で消費されることになります。それほど大きな電力でもないので、より安定した電圧にしたい場合にはこれらの抵抗値をさげるのも良い方法です。
LEDに流れる電流の変化によるLED順方向電圧の変化を測定した結果を以下に示します。
入力電圧(
緑線
)を上げるとLEDに流れる電流(
青線
)は増加します。しかし、LEDの両端の電圧(
赤線
)は約1.6Vで一定になることが分かります。この電圧はLEDの種類により多少変わります。