ベークライト棒 アルミ角材の中央部を支えています。さらに温度センサーを取り付ける目的もあります。 プラスチック板を曲げる際に多少アルミ角材に圧力が加わりますが、今回のアルミ角材の長さは30cm弱ですので、途中で支えなくても問題はありません。この棒の役割はセンサーを取り付けることが主です。 サーミスタ 発熱体の温度を検出するためのセンサーです。発熱体(アルミ棒)は160℃位の温度になりますが、サーミスタ自体は上限温度として120℃位です。そのため、サーミスタは角材から多少距離を開けて設置します。この間隔を開けるほど、角材とセンサーの温度は外部の影響を受け易くなります。可能な範囲で近づけた方が良いと思います。 ダイオード温度センサー 温度計のセンサーです。ダイオードの上限温度が約150℃ですので、このセンサーもサーミスタと同様に角材と多少距離を開けて設置します。温度計の表示は角材の温度を示すように調整をします。 L金具 サーミスタ、ダイオード温度センサーを取り付けるのに使用しています。 また、ベークライト棒をシャーシに固定するところにも使用しています。 温度検出器 サーミスタ温度センサーで検出した温度によりニクロム線への電力供給を制御し、折り曲げ加工部の温度を一定の温度に制御します。 交流電圧の影響を少なくするために電力制御器とは分離しています。 詳細は「折り曲げ加工装置 温度制御器」を見て下さい。 電力制御器 ニクロム線への電力供給のON/OFFを制御します。可変抵抗器によりONの時の電力供給とOFFの時の電力供給を調整できます。 詳細は「折り曲げ加工装置 温度制御器」を見て下さい。 トライアック 電力制御を行うための双方向サイリスタです。 詳細は「電力制御器」を見て下さい。 温度上昇制御ツマミ 発熱部の温度が低下した場合のニクロム線への電力供給を制御します。High側にすると温度の上昇が急激になります。 温度下降制御ツマミ 発熱部の温度が規定温度になった場合のニクロム線への電力供給を制御します。基本的にはLowの設定で良いと思います。急激に温度が下がるようであれば少しHigh側にします。High側にするほど温度は下がり難くなります。温度上昇制御以上の設定にしてはいけません。そのように設定すると温度が下がらなくなります。 温度調節可変抵抗器 発熱部の温度を設定します。 安定化電源 温度制御器および温度計に電源を供給します。 出力電圧は+12Vを使用しています。 この電源装置はAC100VからDC+5Vおよび+12Vを出力するスイッチング電源です。 プラスチック・ナット LED温度計のプリント板は固定用のネジ穴の近くまでプリント配線があります。金属製のナットを使用すると電気的に接触してしまうので、プラスチック製のナットを使用しています。 強く絞めることはできませんが、今回の使用には充分です。 ベークライト製の絶縁ワッシャなどを使用してもOKです。 端子板 ACコードの中継端子、温度計のための電源電圧降下用の抵抗器を固定するために使用しています。 端子板を固定するための端子は接地になりますので、間違いないように配線します。 電圧降下用抵抗器 12Vの電圧を9Vに降下させるための抵抗器です。9Vは温度計の電源電圧に使用します。 コード・サポータ ACコードをシャーシに固定するためのサポータです。ACコードは端子板にハンダ付けしますが、ハンダ付けした部分は曲げると折れやすいので、サポータでシャーシに固定しました。 コード・バインダ ACコードを使用しない場合にこのテープで固定します。 このテープは裁縫などで使用するテープで、片側がループ状の繊維が付けられていて、もう片方にはJ型をしたナイロンの鈎が沢山つけられています。両者の着脱が容易に行えるので便利です。「マジックテープ」「マジックソール」などの商品名で販売されています。 アルミ角材 内径9mm、肉厚1mmのアルミ角材です。 セラミック・パイプ 外径7mm、内径5mm、肉厚1mmのパイプ状のセラミックです。 厳密にはセラミックではなく、瀬戸物のパイプ碍子です。 1本のパイプの長さは45mmです。今回はこのパイプを6本使用しています。 このセラミックパイプは秋葉原の「坂口電熱」で購入しました。 ニクロム線 300Wのものを使用しました。もっと小さな電力のものでもOKと思います。 直径は4mmのものを使用しています。 このニクロム線は秋葉原の「坂口電熱」で購入しました。 真鍮棒 セラミックパイプをアルミ角材に入れた場合、隙間ができました。熱をできるだけアルミ角材に伝えたいのでセラミックパイプの下部に2mm径の真鍮の棒を2本入れセラミックパイプの上部がアルミ角材に接触するようにしました。 |